迷い犬猫を保護したら

少し前からうろついている犬猫を見つけた。
手入れがされていたり、人懐こかったりして、ノラ犬猫ではないようだ。
誰かの飼い犬猫が迷子になったのではないだろうか?
ほおっておくのもかわいそうだし、サテ、どうしよう?


1.まずはあなたの手もとで保護しよう

(1)保護できる場合は、あなたの手もとで保護する

まずは、たまたま近所の人の飼い犬猫がうろついていただけ、ということもありますので、念のため、近所の人に尋ねてみてください。
その上で、やはり迷い犬猫だと思われる場合、あきらかに自力では自分の家に戻れないと判断したら、あなたの手もとで保護してやってください。

犬の場合、不安で興奮している場合もありますので、保護できるかどうかを見極め、事故が起きないよう十分注意してください。
猫の場合、どうしても捕獲が困難な場合は、捕獲器をお貸しすることもできます。捕獲器の貸し出しについては、いわき「犬猫を捨てない」会事務局 TEL  090-2606-5547(常時留守電。お名前、連絡先、簡単なご用件を吹き込んでください。)までご相談ください。

どうしても、あなた自身が保護できない場合は、誰か保護してくれる人を探さなくてはなりません。あなたの知人などに声を掛けて探してください。また、犬 猫がうろついていた辺りに住んでいる人の中には、その犬猫のことを気にしてくれている人がいるかもしれません。ただ、飼い主探しはあなた自身が責任を持っ て行なうこと、万一飼い主が現れなかった場合もあなたが責任を持って新しいもらい手を探すことが必要です。

なお、いわき「犬猫を捨てない」会では、犬猫の引き取り・お預かりはできません。

 くれぐれも注意していただきたいのは、迷子犬に関する保健所への通報です。
「迷子犬がいるから何とかしてほしい」と保健所に電話すると、保健所の職員さんは規則に則って犬を捕獲し、連れて行きます。しかし、その犬が保健所で保護されているのは数日間のみです。その間に飼い主が引き取りに来なければ、犬は毎週金曜日にまとめて殺処分されてしまいます。保健所で積極的に新しいもらい手探しをしてくれるわけではありません。「保健所が保護してくれたから安心」ではないのです。
その犬を助けたいのなら、そして助けられそうなら、あなたが手もとで保護してください。

 

(2)保護する場合の注意点

犬の場合は、庭でつなぐか(必ず鎖で。ヒモは噛み切ってしまいます)、室内に入れて保護してください。
猫の場合は室内で保護しておいてください。(慣れるまではケージに入れて保護することをお勧めします。)
その上で、もし首輪などに飼い主の連絡先が記入してあれば、連絡をしてあげてください。

2.保護した上で、保健所に問い合わる

(1)まずは保健所に問い合わせる

飼い主が保健所に届け出ている可能性があります。保護した場所・保護した日時・犬猫の特徴・保護したときの状況などを伝え、飼い主からの届出がないかどうか、問い合わせてみてください。
また、犬の場合、首輪に鑑札や狂犬病予防注射票がついていたら、その番号を保健所に伝え、飼い主を検索してもらってください。
※いわき市保健所 生活衛生課 食品衛生係の電話番号は 0246-27-8592 です。

 

3.広く問い合わせて探す

(1)動物病院に尋ねる

犬猫を保護した辺りの動物病院何軒かに、保護した犬猫を診察した覚えがないかどうか、問い合わせてみましょう。
また、犬の場合は、いわき市内の獣医師会所属の動物病院と保健所が共同で行なっている、犬に関する情報ネットワーク「ワンワン情報ネットワーク」では、迷子犬の情報も提供してくれます。

(2)保護した場所の周囲に貼り紙をする

チラシを作って、犬猫を保護した場所周辺のお店などに貼ってもらいましょう。(電柱には貼り紙をしてはいけないそうです。民家の塀なども、そのお宅の人の了解が必要です。)
犬猫を保護した場所、日時、保護したときの様子、犬猫の特徴など、できるだけ詳しく書きましょう。犬猫の写真があれば、写真入りのほうが効果があります。

また、動物病院やペットショップ、トリミングのお店など、飼い主やその知り合いが立ち寄りそうなお店にも、貼ってもらえるよう頼んでみましょう。

※保護した場所周辺のゴミ収集場所は、どこの家庭も毎週訪れる場所ですので、チラシの効果が高いそうです。自治会やゴミ収集場所を管理している人などの許可が得られたら、ぜひ試してみてください。

※なお、飼い主が見つかった場合や、長期間にわたっても見つからなかった場合は、必ずチラシを取り外すことを忘れないようにしてください!

 

(3)新聞・雑誌・ラジオなどのメディアを活用する

できるだけ多くの人に知ってもらうために、メディアを活用しましょう。以下に紹介するものはいずれも無料です。

情報誌 朝日サリー伝言板コーナー
または
スロー朝日サリイ伝言板コーナー

朝日サリーは毎月15日発行、締切りは25日頃。スロー朝日サリイは毎月月末発行、締切りは10日頃。いずれもハガキかファックスで申し込む。紙面に限りがあるので、先着順。
〒970-8044
いわき市中央台飯野4-2-4
朝日サリー編集室FAX 0246-46-0322
ラジオ FMいわき(シーウェーブ) TEL 0246-25-0762
ラジオ ラジオ福島「もらって下さい」コーナー TEL 024-535-3333

 

(4)インターネットで探す

■いわき「犬猫を捨てない」会
いわき「犬猫を捨てない」会が運営する、犬猫の新しい飼い主探しをサポートするサイトです。「保護している」「いなくなった」という情報も掲載していますので、活用してください。
当サイトへのご登録はページ左側に設置のバナーからお願いいたします。
■アニマル探偵局
ラジオ福島が運営している、ペットの行方不明やもらい手探しに関する総合検索サイトです。利用上の注意をよく読んで利用しましょう。

 

4.飼い主が見つからなかったら

(1)もらい手探しに切り替えよう

もし、一定の期間が過ぎても元の飼い主が見つからない場合、あなた自身がその犬猫を飼い続けることができなければ、新しいもらい手を探しましょう。

(2)関係者に連絡しよう

また、チラシを貼ってもらったお店や動物病院などには、チラシをはがしてもらうよう依頼しましょう。「いわき「犬猫を捨てない」会」や「アニマル探偵局」に掲載してもらっている場合は、掲載削除の依頼も行ないましょう。
その他、声を掛けた人など、関係者にもその旨を報告しましょう。

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