犬猫のもらい手を探すには?
私たちの経験をまとめました。
ぜひ参考にして下さい。
1.もらい手を探す前に
犬猫を安心してもらってもらうためには、まずその犬猫の状態を明らかにしておかなければなりません。
年齢(月齢)はどのくらいか。オスかメスか。不妊手術や去勢手術は済んでいるか。
健康状態はよいか。感染症などにかかっていないか。感染症予防のためのワクチンは接種しているか。寄生虫はいないか。ノミやダニはいないか。犬ならフィラリアの予防はしているか。
どんな性格の犬猫か。人にはよく慣れているか。
拾った犬猫で、これらのことがよく分からない場合は、獣医さんに連れていって健康診断をしてもらいましょう。
2.もらい手を探す
(1)新聞・雑誌・ラジオなどのメディアを活用する
知人に声をかけることは大変有効ですが、個人では限界があります。できるだけ多くの人に知ってもらうために、メディアを活用しましょう。以下に紹介するものはいずれも無料です。
掲載してもらってももらい手が見つからなかった場合でも、あきらめずに定期的に依頼することも必要です。
情報誌 | 朝日サリー伝言板コーナー または スロー朝日サリイ伝言板コーナー 朝日サリーは毎月15日発行、締切りは25日頃。スロー朝日サリイは毎月月末発行、締切りは10日頃。いずれもハガキかファックスで申し込む。紙面に限りがあるので、先着順。 |
〒970-8044 いわき市中央台飯野4-2-4 朝日サリー編集室FAX 0246-46-0322 |
ラジオ | FMいわき(シーウェーブ) | TEL 0246-25-0762 |
ラジオ | ラジオ福島「もらって下さい」コーナー | TEL 024-535-3333 |
(2)お店などに貼り紙をする
チラシを作って、動物病院や行きつけのお店などに貼ってもらいましょう。動物病院へは動物好きの人が来るので、もらい手が見つかる可能性も高いのです。
※もらい手が見つかったら(あるいは、長期にわたって見つからなかった場合も)、必ずチラシを外してもらうのを忘れないように!
(3)インターネットで探す
■いわき「犬猫を捨てない」会<公式HP> いわき「犬猫を捨てない」会が運営する、犬猫の新しい飼い主探しをサポートするサイトです。「保護している」「いなくなった」という情報も掲載していますので、活用してください。 ただし、犬猫をあげる側、犬猫をもらう側のどちらも、登録にあたっては、不妊・去勢手術の同意等、一定の条件があります。 |
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■アニマル探偵局 ラジオ福島が運営している、ペットの行方不明やもらい手探しに関する総合検索サイトです。利用上の注意をよく読んで利用しましょう。 |
3.もらってもらう際の注意
(1)名前や連絡先を教えたがらない人から申し出があったとき
猫を別の目的のために欲しがっている可能性もあります(実験動物・三味線)。相手の名前や住所・電話番号をきちんと確認しましょう。携帯電話でしか連絡のとれない方も要注意です。
(2)集合住宅・借家に住んでいる方にもらってもらうとき
アパートやマンションなどの集合住宅、借家などで、本来動物を飼うことを許可されていない場所に住んでいる方にも らってもらうときも、要注意です。可能な限り、大家さんや管理組合の許可を得られる方にもらってもらうほうがいいでしょう。トラブルの末に捨てられるのは 犬や猫です。
また、現在は大丈夫でも、引越しのときに捨てられるケースも多くありますので、引っ越す予定のある方にもらってもらうときは、将来にわたってきちんと飼いつづけることを約束してもらいましょう。
(3)子供や学生にもらってもらうとき
家に連れ帰って、親の許可がもらえなくて再び捨ててしまう可能性があります。エサ代や病気のときの治療代など経済的なこともありますので、親の了解が得られていることを確認した上で渡しましょう。
(4)必ず不妊手術・去勢手術を
不妊手術をしないままメスの犬猫を飼うことは、捨てられる可能性のある子犬子猫を増やすことになります。
また、オスにおいては、発情期のメスを追って家出したり、帰って来られないままノラになったり、事故にあったりすることを防ぐためにも、去勢手術はした 方がいいでしょう。スプレー行動が止まったり、他のオスとのけんかも減ることから、病気をもらったりする可能性を抑えられるメリットもあります。
いろいろなケースを想定して、納得のいく方にもらってもらいましょう。
気のすすまない方には、断る勇気も必要です。